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 北海道”自然&観光”情報

 「野鳥の王国・最東端の街・根室市」

■根室市

   北海道東部、太平洋に突き出した細長い根室半島とその半島の付け根周辺を含む地域が根室市です。北海道の最も東の端に当たるのは北方領土を望む納沙布岬(のさっぷみさき)です。


      「根室 納沙布岬」
   
   また、半島の付け根付近には、「野鳥の王国」といわれる「風蓮湖」と湖に沿うように伸びる砂洲からなる「自然の宝庫」の「春国岱」があり、様々な野鳥が見られるのをはじめ、多くの草花や砂洲ならではの得意な地形や植生が私たちに、自然の豊かさを見せてくれます。


■魅力


▼魅力その1・・・「野鳥の王国・風連湖&春国岱

   
   風蓮湖と春国岱一帯は、1962年に野付風蓮道立公園の地域に指定され、さらに2005年には、ラムサール条約に基づいて、重要な湿地に登録され、貴重な自然や野鳥の保護が図られています。


     「風蓮湖」に落ちる夕日

   風蓮湖は、日本国内最大のオオハクチョウの飛来地として知られています。さらに春国岱と合わせますと日本国内で見る野鳥の半分に当たる330種超が観察できるということです。


  風蓮湖のオオハクチョウ(10月)

   風蓮湖・春国岱での鳥たちの1年の動きです。
   4月中旬、フクジュソウ咲き出し遅い春がやってきたころ干潟に、「ミヤコドリ」がやってきて春を告げます。


 春を知らせる「ミヤコドリ」(春国岱)

   また、毎年春と秋にはオオハクチョウをはじめ、ガン、カモ、シギなどの渡り鳥。
   6月から7月にかけては丹頂が主として見られます。


     「タンチョウ」の舞

   タンチョウとオオハクチョウが近くで同時に見られるという珍しシーンもありました。


左側「タンチョウ」右側「オオハクチョウ」

   10月下旬から2月頃までの厳冬期にはオオワシやオジロワシなど大型の鳥が姿を見せるなど、ほぼ一年中野鳥の観察ができ、「野鳥の王国」として知られています。


       「オジロワシ」
   
   毎年1月下旬には、野鳥に関する最大のイベント・「バードランドフェスティバル」も開催されます。全国から多くの野鳥愛好家がやってきて、厳寒の中で300羽を超える数のオオワシやオジロワシなどの観察を楽しみます。


      群がる「オオワシ」

野鳥の観察(バードランドフェスティバル)

   
  
▼魅力その2・・・「春国岱の木道を行けば・・・地の果て?」
   
   風蓮湖と根室湾を仕切るように伸びる長さ8㎞幅1.3㎞の砂洲地帯の「春国岱」は、自然の宝庫です。特に湿地の部分が観察できるように木道が設置されています。


    自然観察用の春国岱木道

   不気味な世界!春国岱の砂洲

   ここでは、国内最大級の「ハマナス」の大群落をはじめ、エゾカンゾウやセンダイハギなど貴重な植物も豊富で、春に水芭蕉の開花に始まり、秋の紅葉時期には、「アッケシソウ」が赤く色づくなど、草花の開花がみられます。


   大群落の中で咲く「ハマナス」

       「ウミミドリ」
   
   世界的にも珍しい砂丘上に育つアカエゾマツの原生林も見られるなど、学術的にも貴重な植物の生態を観察することができ、まさに「自然の宝庫」です。枯れた木々が地の果てを思い起させる不気味な静けさの春国岱。


 地の果て? 枯れた木々が立ち並ぶ!
   
   こうした貴重な自然と野鳥を守るため、根室市の春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターにレンジャーが配置され、野鳥や動植物の観察や調査をする一方、自然情報を一般に人にも発信しています。

   根室市には、根室の自然を案内する市民自然ガイド「ねむろトコロジストの会」が結成されています。ガイドの依頼は、根室市観光協会が窓口となっています。



▼魅力その3・・・「ネイチャークルーズで海鳥キャッチ!」

   根室市の太平洋に面した落石地区。沖合の「ユルリ島」と「モユルリ島」では、海鳥などを中心に観察する、ネイチャークルーズも盛んです。「エトピリカ」や「ウトウ」などが飛び交う姿が観察でき、野鳥の愛好者を感動させています。


      ネイチャークルーズ


           「エトピリカ」


▼魅力その4・・・「日本の最東端ゆえに・・・!」
  

  根室の魅力は、自然や野鳥だけではありません。
   
●「最東端の地で一足早く初日の出」迎える!

   北海道の東の端に位置している根室市は、「朝日に一番近い街」として全国に売り込んでいます。毎年元日の朝は、日本で一足早い初日の出が見られる上、最東端にあたる根室市の納沙布岬で「初日の出」を迎えようと、全国から多くの人がこの地を訪れています。この日地元では、厳しい寒さの中、初日の出を待つ人々に、太鼓の演奏やコーヒーの無料サービス、カニ汁の販売なども行われ、雰囲気を盛り上げます。


 最東端・納沙布で迎える「初日の出」

  
「桜前線の終着駅・・・日本一遅い桜」

  桜前線は2月下旬にスタート、日本列島を北上して、最後になるのが根室です。根室市の標準木は国後島生まれの「チシマザクラ」です。5月の中旬から遅いときで下旬に開花し、日本で一番遅い桜を楽しみます。


     標本木の「チシマザクラ」


▼魅力その5・・・根室の代表的「食」のイベント

●かに祭り(特産「花咲ガニ」)・・・毎年9月第一土・日開催


            「かに祭り」

●さんま祭り(旬のシーズン)・・・毎年9月第三土・日開催


            「さんま祭り」

 

画像の提供・取材協力

*根室市観光協会・・・0153-24-3104

*観光協会のHPは「こちら

*春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター・・・0153-25-3047

*ネイチャーセンターのHPは「こちら



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