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 北海道”自然&観光”情報

 「北海道一チューリップ園&サロマ湖の恵みに感動!」(湧別町)

■湧別町

   北海道の北東部、オホーツク海のほぼ中央部に位置する湧別町。毎年1月下旬には、定期便の様に流氷が押し寄せます。また、全国で3番目に大きな湖・サロマ湖にも面していて、豊富な海の幸やここを訪れた文人も絶賛する、美しい自然の恵みをもたらしてくれます。

湧別町の1年のはじまりは、流氷が去り、北国が長い冬から目覚める春5月、カラフルな花が咲き出すところから始まります。


■魅力

▼北海道一のチューリップ公園

湧別町のシンボル、チューリップがカラフルに咲き出し、「かみゆうべつチューリップ公園」の始動を告げます。


  かみゆうべつチューリップ公園(5月)
  
   広さ13haの公園では、200品種のチューリップが植えられていて、5月から約1か月にわたって色とりどりに咲きだします。例年5月1日からは、約1か月間の予定で、「チューリップまつり」がはじまり、チューリップたちも、自分たちの季節到来として、伸び伸びと自慢げにその美しさを輝かせます。


  見事に咲きそろったチューリップ

   これを見ようと多くの人々が訪れ、思い思いに園内を散策、長く寒い冬から開放されて、春がやってきた喜びをいっぱいにかみしめます。


    チューリップ公園内を見物
   
   チューリップ公園の関係者や町民たちにとっての喜びは、みんなで植え付けた、色とりどりに見せるアイデアあふれる花壇が実を結び、訪れた人々が感動の表情を見せた時です。


   チューリップの球根を植え付け

公園は、昭和50年に老人農園としてはじまりました。その後、お年寄り中心に地元の人々の献身的な努力で、年ごとに広がりを見せ、昭和63年に本格的に「チューリップ公園」としてスタート、全国の人々に愛されるようになったものです。今では町の宝物となりました。


  湧別の人々の手入れで”町の宝物”


▼湧別版のトム(TOM)&ジェリー(JRY「JERRY」)に会える!?

   「トム(TOM)&ジェリー(JERRY)」は、テレビでもおなじみの短編アニメ映画で、猫とネズミの葛藤をコミカルに描いたものですが、湧別版のTOM &JRY(JERRY)は、人々に関心を持ってもらおうと、下記のように町にとって魅力的で、町の歴史を語る重要な施設のシンボルとして、その名を当てたものです。

    したがって、湧別に来ていただければ、誰でも「湧別版のトムとジェリー」に会うことができます。

●トム(TOM)
   
   TOMは、大ホールを備えた町の文化センターで、その魅力の中心は併設した「漫画美術館」です。


  「漫画美術館」併設の「文化センター」

   TOMの「T」はチューリップ、「O」はオホーツク、「M」は漫画をそれぞれイメージしたものだそうです。
   
   北海道ゆかりの作家モンキーパンチさん、いがらしゆみこさんの作品をはじめ、里中満智子さん、石ノ森章太郎さんらの原画など500点を所蔵、魅力的な作品がそろい、見ごたえがあります。


●ジェリー(JRY)

   
   JRYは、屯田兵の団結力によって開拓されたという湧別町の歴史(JOINT-ROOTS-YUBETSUをイメージ)を長く残そうと建てられたダイナミックさを感じる「屯田歴史博物館」のことです。


      屯田歴史博物館
   
   館内には、屯田兵の開拓期の建物をはじめ道具や生活用品などが展示されています。町の歴史が詰まった建物です。また開拓当時の様々な体験ができます。博物館は、チューリップ公園のすぐ近くに設けられていますので、手軽に立ち寄ることができます。


   屯田兵の住まいもまるごと展示


▼湧別の「食」の代表は”新鮮な海の幸”

   
   湧別町は、オホーツク海と全国でも3番目に大きな湖・サロマ湖に面しています。

   サロマ湖は周囲92㎞、湖はオホーツク海との間に湖口があり、海水が行き来する汽水湖となっています。このため、湧別沖のオホーツク海とサロマ湖では養殖漁業も盛んで、海の幸は湧別の「食」の代表となっています。
   

●「オホーツク海」
・・・ホタテ・毛がになど


    水揚げされた湧別産ホタテ
   

●「サロマ湖
」  ・・・カキ・ホタテのほか、ホッカイシマエビなど


         カキ

   オホーツク海・サロマ湖ともに漁場が近いことから新鮮な海の幸が食べられます。


▼多くの恵みを届けるサロマ湖

   
   サロマ湖は、これまで述べてきましたように漁業ばかりではありません。夕日や花の群落など自然の景観など魅力的な多くの恵みを訪れる人々に届けてくれます。


●花の群落

   
   サロマ湖では、春先と秋に花の群落がみられます。

 ▽湖畔・・・湿地帯では毎年春先に、白い苞がシンボルの「水芭蕉」の群落がみられます。


      ミズバショウの群落

 
 ▽湖岸・・・秋、塩分のある湿地に生える「アッケシソウ」(さんご草)が赤く色づき、湖を赤いじゅうたんを敷き詰めたように輝きます。


  アッケシソウ(さんご草)の群落


●湖に落ちる夕日に感動!

   
   サロマ湖に落ちる夕日も、見逃せません。夕日を撮ろうと多くのカメラマンが季節を問わず押し寄せます。海の幸を取る漁船を入れ込んだショットなど、様々な工夫をして思い思いのポジションをきめ、カメラに収めています。

   


      漁船を入れた夕日
   
   時には思いがけないショットを撮影できることもサロマ湖ではあります。


   白鳥をからめた貴重なショット

●「龍宮街道」を通って行く、湖口付近の冬と夏・・・ぜひ体験を!

   オホーツク海にそそぐサロマ湖の湖口には、オホーツク海の流氷が湖に入るのを防ぐ世界で初めての装置が設けられています。ここには、「龍宮台展望台」も設置されていて、目の前で流氷が押し寄せる冬の厳しさを体感することができます。


    展望台から見える白い流氷

  一方、夏の「龍宮台展望台」付近では、約1か月キャンプ場も開設され、キャンプを楽しみながら、夜は満天の星空が眺められるなど自然を存分に謳歌できます。


   「三里塚キャンプ場」とサロマ湖

   
●「龍宮」の名の由来

   ところで、「龍宮台展望台」へは、湧別市街から約12㎞の「龍宮街道」を利用して行きます。その「龍宮街道」は、明治の文人・大町桂月(おおまち・けいげつ)が、大正10年に湧別を訪れた際、サロマ湖の自然の雄大さに魅せられ「龍宮に続く道」と表現したことから、この道路に、その名がつけられたということで、その碑も現地に設置されています。 



 ■画像提供・取材協力

▼湧別町商工観光課観光係・・・01586-2-2111

 *町のHP・・・「こちら


▽かみゆうべつチューリップ公園・・・01586-8-7356


 *公園のHPは「こちら

 




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