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 北海道”自然&観光”情報

 「幕末の帆船・咸臨丸が眠るマチ・木古内町」

■木古内町

   北海道南西部に位置し、北海道新幹線がとまる町・木古内町(きこない)。函館からやってくる人々が松前城のある松前町方面やかつて北前船が発着した古い歴史を持つ江差町方面へ通じる交通の要衝の町です。


   北海道新幹線の列車(木古内駅)

   木古内町は、幕末の歴史の1ページ、つまり「咸臨丸の最期の地」となった町として知られています。


 木古内町が最後の地となった咸臨丸


■魅力


▼魅力その1・・・幕末の帆船・咸臨丸ゆかりの地

咸臨丸は1857年(安政4年)にオランダで建造された、長さ約50m、総トン数600トン、6ノットの速力の帆船ですが3年後の安政7年に、日米通商条約でアメリカ側との交渉に当たる日本の使節団を乗せた米艦の随行艦として勝海舟らが乗り組み、太平洋を横断し、アメリカに渡るなど日本の近代化の一翼を担う活躍をしたといわれています。


  咸臨丸の足跡をイメージする画像

咸臨丸のモニュメント(木古内町サラキ岬)

    この咸臨丸は、現役を退いてからは、貨物船として国内で運航されていましたが木古内町のサラキ岬沖で沈没し、そのまま今も眠っているといわれています。就航してから、わずか14年という短い年月でした。


 「咸臨丸ここに眠る」と書かれた看板

地元では、咸臨丸の偉業をたたえて、岬の公園に咸臨丸のモニュメントを建立、オランダの花・チューリップにちなんで、毎年5月に5万球のチューリップを咲かせ、この歴史を長く伝えていこうと様々なイベントを開いています。
   チューリップの咲く5月は「サラキ岬チューリップフェア」、8月には、「きこない咸臨丸まつり」を開いています。


   チューリップに囲まれた咸臨丸

   サラキ岬の咸臨丸と咲き誇る花々

   木古内町では、地元の人たちによる「咸臨丸とサラキ岬に夢見る会」が発足、咸臨丸に関する記事が載った「咸臨丸通信」が発行されているほか、学習会や公開講座などが開かれるなど、熱心な活動が続いています。


▼魅力その2・・・厳寒の「寒中みそぎ」

木古内町では、約200年続く伝統の神事が受け継がれています。毎年厳寒の1月中旬に行われる佐女川神社の「寒中みそぎ」です。
  地元の4人の若者が行修者となり、下帯姿で水垢離をして体を清めた後、ご神体をもって海に入り、ご神体を清める行事です。この神事は、豊作や豊漁を祈願して行われているといわれています。


  厳寒の中 水垢離で体を清める若者

地元では、毎年113日から15日の3日間、「寒中みそぎ祭り」という名で「寒中みそぎ」を行っていて、信仰の深い多くの見物客でにぎわいます。


    海水でご神体を清める4人の若者


▼魅力その3・・・グルメ「木古内町に寄ったら「ほたて炙り丼」

  北海道新幹線の開業に合わせて、木古内産の海の幸・山の幸を使って「木古内ご当地グルメ」として新しく町ぐるみで開発されたのが木古内海山どんぶり・「ほたて炙り丼」です。


 「ほたて炙り丼」イメージ(観光協会HPより)
  
   海でとれるジューシーな「ホタテ貝」をメインに、ピーマンやトマトで彩を、お米は道南産で炊きたてふっくら柔らかの「ふっくりんこ」でまとめた「ほたて炙り丼」に、添え物、汁物、香り物を添えた4点のセットメニューです。
  
  木古内町内の7軒の飲食店が参加・提供しておりでそれぞれの店の得意技を使った、器も違う、「ほたて炙り丼」が楽しめるということです。
  「ほたて炙り丼」は、各店共通の税込950円となっています。

 

 ■写真提供・取材協力

▼木古内町産業経済課水産商工G・・・01392-2-3131
・木古内町のHP・・・「こちら

▼木古内町観光協会・・・01392‐6-7357
・観光協会のHP・・・「こちら



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