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 北海道”自然&観光”情報

 「オホーツク観光の基地&魅力的な四季のサイクルの街・網走市」

■網走市

   オホーツク海に面した網走市。網走湖からオホーツク海にそそぐ網走川に沿って発展してきました。
   オホーツク海に沿って紋別市、サロマ湖方面の北側コース、一方知床、屈斜路湖、摩周湖、釧路方面の南側コースに向かう観光の基地です。


    「網走川」(奥に網走湖)

   

■網走の魅力


▼魅力的な四季のサイクル

網走は、毎年、冬寒さを運び、押し寄せる定期便の「流氷」や春と秋に濤沸湖に飛来する「白鳥」など四季を通じて休むことなくドラマが繰り返されます。

●「春」

   網走市の「春」は、長い間沿岸を覆っていた流氷が沖に去り、寒さが和らぎ郊外の濤沸湖の氷の融け始める3月ころからはじまります。まず本州方面にわたっていた白鳥が次々に飛来。白鳥の鳴き声で、湖は春の賑わいを見せます。


  オオハクチョウが飛来(春・濤沸湖)

   オオハクチョウたちは、湖の水がぬるみ始める4月いっぱいまでとどまり、繁殖のためやがて北へ渡ってゆきます。
   このころ網走湖畔では、純白の苞をつけた水芭蕉の群落が春の花のトップを切って輝きを見せつけます。この水芭蕉の群生地は、網走市から大空町にまたがる52haで、国内最大級の広さを誇ります。


国内最大級の水芭蕉の群生地(網走エリア)


●「夏」

   初夏6月、白鳥が去った濤沸湖にある小清水原生花園では、花が咲き始め、いよいよ本格的な観光シーズンの幕開けです。
   観光名所の網走刑務所、天都山の観光施設、牛や馬たちが放牧された能取岬灯台のある牧場は、牧歌的な景観を見ようという観光客が姿を見せます。


   能取岬の網走市営美岬牧場

  フラワーガーデン「はな・てんと」

●「秋」

   観光シーズンが続く中、郊外の能取湖(のとろこ)では、9月中旬「さんご草」が赤く色づき、赤いじゅうたんが湖に敷き詰められたように変身します。観光客は10月はじめまでこちらに引き付けられます。さんご草は「アッケシソウ」とも呼ばれていて、塩分のある湿地に生える1年草です。網走湖のさんご草は、一時絶滅の危機を迎えましたが関係者の地道な努力のおかげで見事に復活した歴史があります。


     能取湖の「さんご草」

   赤いじゅうたんの正体をアップ!

   10月半ばに入りますと、北へ繁殖のため渡っていた白鳥が子どもを連れて濤沸湖に戻り始めます。白鳥の一部は、この地で越冬しますが多くは12月までに本州方面へ渡っていきます。


●「冬」

   
12月中旬、網走では、オホーツク海の流氷南下情報が入り始めるころ寒さが一段と増してきます。本格的な冬の訪れです。
   郊外の網走湖では水面に氷が張り始め、日一日と氷の厚さが増していきます。あるイベント? の準備も始まります。

   年が明けると、1月5日から網走湖では張った氷に穴をあけて「ワカサギ釣り(~3月末)」が解禁になり、湖に歓声が上がります。


       ワカサギ釣りのテント村

   流氷が近づいたという情報が入り始めます。流氷が沿岸に接岸しますと波の音がしない静寂な世界を迎えますが網走の四季のドラマは止まることをしません。


       網走沖の流氷
   
   1月20日からは、網走港を基地に流氷の中を氷を割って進む「流氷観光砕氷船・おーろら」も運航を始めます。
運航は流氷のさる4月上旬まで行われます。(平成31年は1月20日~4月3日)


  流氷観光砕氷船による流氷体験

   さらに、厳寒の2月には恒例の「あばしりオホーツク流氷まつり」(平成31年は2月9日~11日開催)も開かれ、観光客とともに寒さを吹き飛ばします。


  「あばしりオホーツク流氷まつり」

  網走の魅力的な四季のドラマはこれからも、何か新しい魅力を加えて展開していきます。


▼網走の「食」

網走の「食」といいますと、豊富な海の幸を使ったものがおススメです。秋のサケ漁では、イクラが旬になり「イクラ丼」・それに「海鮮丼」が観光客の人気を呼びます。

   オリジナルとして「ザンギ丼」が生まれました。これはオホーツクサーモンと呼ばれる「カラフトマス」の
すり身をザンギ風にしたもので、市内の飲食店では、それぞれ自慢のザンギ丼を提供しています。網走滞在の際は、ぜひ食してください!


        「ザンギ丼」の一例

▼「オホーツク文化」を学ぶ「モヨロ貝塚館」

   今から1300年ほど前、北の大陸から網走など北海道のオホーツク海沿岸一帯を中心にやってきた人たちがいました。このうち網走では網走川の河口付近にムラをかまえました。

   遺跡からは、海獣の狩猟や恵まれた海の幸など、豊かな恵みに支えられて独自の文化を展開した様子がわかりました。これを「オホーツク文化」といっています。この文化を「モヨロ貝塚館「で学ぶことができます。


  オホーツク文化を伝える「モヨロ貝塚館」

    このオホーツク文化は、北海道の文化期で見ますと、続縄文文化の終わりごろから擦文文化の中ほどにかけてに当たります。


▼そのほかの魅力・・・「スポーツ合宿」


   網走では、社会人や高校大学のスポーツ合宿に力を入れていて、魅力的な施設整備が充実しています。「スポーツトレーニングフィールド」は、東京ドーム約9個分の広さを持ち、ラグビーやサッカー、それに陸上など幅広いスポーツの合宿が 可能です。
   
   東京オリンピック・パラリンピックも控えて、合宿が増えています。合宿期間は6月中旬から10月中旬までで、利用団体は年々増加傾向で、平成29年は団体数で約70、人数は2、000人に上る見込みです。


 「スポーツトレーニングフィールド」(網走)

           ラグビー合宿 



写真提供・取材協力

▼網走市観光課・・・0152-44-6111

▼網走市観光協会・・・0152-44-5849

▽網走市・観光協会共通のHPは 「こちら




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