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 ”地域づくり”現地ルポ

■「宇和れんげまつり」  (愛媛県西予市)  
   「宇和れんげまつり」は、レンゲソウが咲きだす4月下旬に田園地帯を会場に開かれる西予市最大のまつりで、年々規模が拡大、まつりの日にはJRの特急列車も会場近くの駅で臨時停車するなど、多くの人たちでにぎわいます。
   このまつりでは、かつてコメどころとして栄えた時代の地域の歴史や文化を伝えようと、稲わらを使って制作された造形物が会場内に多数展示されるなど、”地域づくり”をアピールしようというまつりとして注目されています。

 「宇和れんげまつり」の概要
   ▲沿革 
  「宇和れんげまつり」は、町村合併で西予市が誕生する前の「宇和町」のころに、レンゲソウが町内のあちらこちらで咲き乱れることから、町の花に制定されたのを受けて、昭和51年(1976年)から、第1回目として「宇和れんげまつり」の名で開催されました。町村合併後西予市になってからもそのまま引き継がれ、まつりが続けられています。
 ▲会場
 「宇和れんげまつり」  


「会場のレンゲソウ」
  このまつりの特徴は会場です。会場は四国のコメどころ、西予市宇和町岩木地区で、周囲を360度見渡せる田園地帯。広さ10ヘクタールの周囲には、レンゲソウが咲き乱れます。5月5日の「端午の節句」も近づきますと、この地帯一面にレンゲソウがピンクの可憐な花を咲かせます。
 ▲まつり当日 
  まつりは毎年4月29日(昭和の日)に固定。当日会場周辺では、おびただしいほどの鯉のぼりが設置、風で勢いよくそよぎます。JR予讃線の「伊予石城駅」付近から道路沿い500mに渡って、150店以上の出店が軒を連ねます。西予名物の「あけはまちりめん丼」を販売する店などには多くの人たちが集まり、出店の通りは、大混雑します。


日本一の餅つき大会
  ▲イベント
  まつりでは、多彩なイベントが・・・。
▼「日本一の餅つき大会」(大人・子ども一緒に)
  餅つき大会は、一番人気。
もち米600kg(10俵)を長さ7m、重さ300kgのキネを使ってみんなが掛け声を合わせてつき上げるものです。
▼「泥んこサッカー」(主として青少年)
  田んぼの泥の中で行われる「泥んこサッカー」白熱してどちらが味方なのか見分けがつかなくなる面白さもあり、毎年参加希望者も多く、初めから抽選で出場チームを決めて行うほどの人気です。
▼「動物との触れ合い」・「ミニSL乗車」(子ども)
▼「ステージでライブコンサート」(子どもも大人も)
  
    ▲客の輸送
    会場への客を輸送には、JRも協力、まつりの当日ばかりは、予讃線に 臨時列車を走らせているのをはじめ、特急列車も会場近くの「石城駅」に臨時停車させるなどしています。一方、西予市中心部からもシャトルバスも運行されて、日ごろ静かな田園地帯の岩木地区も、学校の運動会のような賑わいになります。
 「宇和れんげまつり」のルーツは・・・?
    「宇和れんげまつり」は、かつてレンゲソウの咲くころに、地域の人たちが集まり、ごちそうを持ち寄って、世間話に花を咲かせる場として年に一度行われていたのがその起源(ルーツ)で、それが「今のまつり」へと発展してきたものだといわれています。
「宇和れんげまつり」の注目点
    このまつりの注目点は、地域の人たちが中心となって、米どころのこの地域のかつての姿を再現しようと、米の収穫後に出てくる”稲わら”を使った造形物(オブジェ)を制作、会場に展示し、みんなに楽しんでもらってこの地域を豊かにしようという”地域づくり”のまつりを演出していることです。

 「わらぐろ」
 ▲注目点①「わらぐろ」の制作展示 
  その一つは「わらぐろ」です。かつて牛馬を多く飼育していた農家が冬の間の飼料とするため稲わらを円筒形のような形にして野積みにして保管する方法として存在していたもので、会場の各所に展示しています。雪の中に点在する「わらぐろ」はこの地方の冬の風物詩でした。地元には、「わらぐろ」を残していこうと「宇和わらぐろの会」(農家の人など会員17人)も出来ていて、まつりなどで協力したり、独自の活動をしたりしています。

 ▲注目点②”稲わら”を使った体験 


「稲わらマンモス」(2014年4月7日) 
   会場には、わらで屋根を葺いた「わら小屋」が登場し、その建物の前では、稲わらを使って「造形物」をつくる体験コーナーが設けられます。稲わらを使って「わらぐろ」やものを縛ったするのに使う「わら縄」づくりなどの体験ができます。
  ▲注目点③”稲わら”で大物オブジェ
  2011年の35回目のまつりからは、稲わらで作った新しい大きな造形物が登場しました。高さ5mもある「マンモス」。稲わらでは、チョッと工夫をすると、シンボル的オブジェができるのです。例年、会場にやってきた人たちの人気者で、米どころの地域の人たちみんなが楽しめる”地域づくり”のまつりをアピールしています。
  2014年は、2013年に続いて”わらマンモス”の「親子」2体の登場ですが子どものマンモスがより成長して大きくなった姿を見ることができます。2014年の「れんげまつり」も魅力・楽しみともに百倍!です。

 「わらぐろケーキ(右)」
  ▲会場外でも・・・こんな!まつり応援団
  西予市内のケーキ屋さんも、このまつりを応援しています。「わらぐろ」をかたどったケーキを作り、販売を始めています。 

「宇和れんげまつり」は実行委員会で 
  「宇和れんげまつり」は、西予市を中心に、観光協会や商工会などの各種団体、関係機関、それに地元岩木地区の人たちがまつりの実行委員会を組織、さらに周辺市町村も応援という形で加わり、会場の運営やイベントなど、それぞれの役割分担を決めて、手際良く進められてきました。これには、実行委員会のメンバーの並々ならぬ協力と前向きさがあります。その結果まつりは年ごとに拡大の傾向を見せていますが、その一方でイベントに対するマンネリ化を心配する声も上がっています。
  「宇和れんげまつり」について西予市経済振興課
  これからまつりを進めていくには、「イベントのマンネリ化の心配」なども含めて、まつりのあり方が今のままでいいのかなど、検討して行かなければならないなどの課題があります。ここでは、今後、考えて行かなければならない2つの課題についてみてみたいと思います。



「れんげまつりの会場」(岩木地区)
  ▲課題①今後の「まつりのあり方」について?
   年々拡大するまつりの中で、イベントについて「マンネリ化」を心配する声がある一方で、今のままでいいのではないかいう意見もあります。また、このまつりは、米どころの地域を会場に、みんなが楽しむ”地域づくり”のまつりですので、コメにこだわった、コメにかかわりのあるまつりにしていかなければなりません。2016年はこのまつりが始まって40回目の節目を迎えますので、まつりを盛り上げるために一生懸命携わってきた関係者の高齢化問題も考慮しながら、もっと楽しめるまつりにするため、まつりのあり方やイベントの取捨なども含めて実行委員会で検討していかなければなりません。

「レンゲソウ」
  ▲課題②「レンゲソウ」を綺麗に咲かせるか?
  まつりの時期にレンゲソウをいかに咲かせられるかも課題です。そのため、地域の人たちと一緒に、会場でレンゲソウで彩られるようにするため、種まきをする時期をこれまで毎年試行錯誤を繰り返しながら試してきました。その結果、種まきは、稲の刈り取り前の9月下旬に行うのがよいことが分かってきました。この肝心な種の確保も重要ですが、最近は価格が高騰していて、悩みの種となっています。さらに、成長が始まりますと、大敵である「アルファルファタコゾウムシ」の駆除を数回やらなければなりません。しかし、レンゲソウは、まつりの命ともいうべきものですから、綺麗に咲かせるよう、これからも頑張っていきたい。
「Oh! 元気 ねっと」の提案 
   この「宇和れんげまつり」は、2012年で36回目を数え、地域の人たちに支えられ、多くの人たちが楽しめる場を提供してきました。そこで、「Oh!(お)元気 ねっと」では、今後次の点に注目してい行きたいと思います。
              若者に人気の「泥んこサッカー」  注目点①「若い人たち」への引き継ぎも・・・
 高齢化社会が進行する中で、これほど親しまれているまつりを今後、長く続けられるとともに、さらに発展を続けられるよう対策が急がれています。この伝統を引き継ぐ若い人たち、小中学生・高校生たちにもさまざまな体験や経験の場として、、また経験豊富な元気なお年寄りにも手伝ってもらうなど、まつりに何らかの形でタッチしてもらうことができるかどうか注目されています。

「歴史的町並み」(卯之町地区)
 注目点②「おもてなし」ツアーの企画も・・・
   たった1日だけのまつりに終わらせない対策もあっていいと思います。せっかくまつりにやってきたお客さんに、西予市の宝物である、卯之町地区の「歴史的な町並み」をはじめ、”雑巾がけでタイムを競う”Z-1世界一グランプリレースが行われる109mの直線廊下のある「米の博物館」など各種の観光文化施設、それに西予市の台所「どんぶり館」など、魅力的な場所を見学してもらう”おもてなし”ツアーを行うことも可能で、西予市をアピールする企画として注目したいと思います。


 問い合わせ
 
   西予市経済振興課

       〒797-8501
       愛媛県西予市卯之町3丁目434-1


              TEL:0894-62-6437

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